8月30日 退職準備 -外堀から埋める
8月最終週、巷の小学生は今頃夏休みの宿題に追われている頃だろうか、
なんて考える精神的余裕は無く、親に退職の意思を伝えた罪悪感に苛まれていました。
予定としては辞表(退職願)を出すのが9月14日。
周囲からの視線に耐え9月いっぱいで実務を終え、
10月いっぱい有給消化に入るのが理想ということまでわかってきた。
退職にあたりまずやらなければいけないこと、近しい人に辞意を伝えるということ。
まずは親、同期、友人...
今まで本当に真面目に生きてきたもんだから、前々から数年で辞めると冗談交じりに
言っていたとしても結構驚かれる。
しこたま怒られた新人時代を抜け、ある程度仕事が軌道にのったこの状態に
もっていくのが理想だったこともあるのでこれは想定の範囲内。
とはいっても親に伝えるのは非常に心理的ハードルが高かった。
おおっぴらには言わないがそれなりに家庭問題もあり、俺が定職についてそれなりの
稼ぎで働いているというのはそれだけでひとつの安心材料だったからだ。
俺の親なので「自分で考えたのなら、好きなようにすればいい」とは言ってくれだが
それでも諸問題についての愚痴は言われた。それだけで非常に心苦しい。
しかし安心材料が無くなるとはいえ、そもそも俺にやましいことなど何もないのだ。
大学まで含めて全て国公立の学校に進学し、留年も浪人もせずストレートで卒業し
一部上場企業に入社。一つの目安である3年間は勤めあげた。
大学ではそれなりの成績で授業料免除を受け、奨学金で生活していた。
盆正月は必ず実家と祖母の家に帰り、年に1回以上はプレゼントを送っていた。
初ボーナスでは母と祖母にそれぞれ「小遣い」つって3万円渡したりして。
会社を辞めた後も自分の金で、自分の力でやっていくと言っているのだ。
安心材料では無くなるにしろ、やましいことなど何もないのだ。
そこまで自分の人生をたどって「言い訳」を探し続けた結果、色々とふっきれてきた。
何故俺がここまで耐えなければいけないのだ。こうなったら金ためて自分の力で
生きられるようになって、俺に不遇を強いてきた奴ら全員殺してやる勢いで生きてやると、ずっと思ってきたんだ。もう誰にも止められない。
中学教師から「お前はやる気があるのか無いのかわからん」と言われたことがあるように、昔から自身の熱情を表に出すのが苦手だった。
現実問題を前にして黙っていることのほうが多かったのだ。
でも、もう俺は自由だ。貯金が少ないという財政面の問題はあるが、この際関係ない。
働くこと自体はやぶさかではないが、とにかく親の期待とか世間体とか
しょうもないしがらみから開放されて自分の人生を自分の意思で決めていきたいんだ。
まず実務上関係のない外堀の人間関係から埋めていく。
自分自身を逃げられないようにするために。
ここしばらく(少なくとも9月中)は趣味である写真を封印することが予想されるので
面白くは無くなっていくと思うけど、自身の感情を記録するために日々報告してきます
次は各種契約の解除・更新、家財の売り払い等、実務的なことを行っていきます。
家から生活品が無くなれば、もっと言えば冬物が無くなれば辞めざるを得なくなるので!